Rocco's log ~プログレ好きの警備員 trader with 社労士~

社労士試験、投機関連(大阪金先物が中心)その他諸々。このブログのトレードに関する箇所は、僕の勝手な相場観を書いています。価格も僕の予測に過ぎません。内容の正確さに最善は尽くしていますが、一切の責任を負うものではありません。売買は必ずご自分の判断で行って下さい。また、記事中で氏名の敬称は原則として省略しています。ご了承ください。

6/9の日本時間以降、今週は取引していない。

用事で断続的に家を出たり入ったりで、チャートをきちんと見る時間が取れなかった。昨日(6/11)の欧米時間は少し落ち着いたが、実際に参戦することはせず、チャートだけを見ていた。

従って、記事にするようなネタも無かったのだが、チャートが面白い形だったので、書いている。

この日の欧米時間では、ほぼ「寄り天」となった。具体的には6694円で寄付き、6695円を付けた後、直ぐに下落に転じ、このセッションで寄り値まで回復することはなかった。セッションの安値は05:00をまわって付けた6614円、引け値は6615円なので、ほぼ安値引けだ。寄り値近辺で新規買いした人は、長期保有が目的の人を除き、ほとんどが救われない状態となった。例えば、寄り値で買って引け値で仕切るとしたら、1枚で79円の損失だ。

また、この日は戻りらしい戻りもほとんど無かったので、難平を仕掛けた人は最悪だったはずだ。一つだけシミュレーションをしてみよう。まず、日本時間での緩やかな上昇を欧州時間で打消し、米国時間での指標発表を契機に上昇を再開する(かも知れない)と言うストーリィを描く。しかし、もちろんこのように価格が動くとは限らないので、欧州時間で押したところを買うとして、20:15近辺に6648円で買ったとする。価格はその後、短期的に上昇し、21時直後に6656円を付けた。しかしこのトレーダーは、米国時間での上昇を確認したい思いが強く、ここで利食わなかった。価格はその後下降トレンドに戻り、23時の指標にも反応しなかった。しかし、零時前に再び、短期的な上昇局面を迎える。ここでは6652円まであった。しかしこのトレーダーは、迷わずこの価格近辺で利食えるだろうか? 厳しいかも知れない。なぜなら彼は、21時直後の56円で利食っていなかったからだ。52円と言う価格は、それより4円低い。何とか56円以上を付けるまで粘ろう、と言う思惑が頭をもたげる。しかし、マーケットは彼の事情で動くはずもない。直後に価格は急落し、00:25に6623円を付け、48円の買値を25円も下回った。この損失を現実にはしたくないので、ボリンジャーの-2σを下回っているのをほぼ唯一の拠り所として、6626円で難平買いを入れたとしよう。これで平均買い単価は6637円となる。価格はその後、01:00にかけて小戻しし、6638円を付けた。この近辺で仕切れれば、このトレーダーは収支トントン程度で眠ることが出来る。悔しいだろうが。でも、ここでも仕切らずに持っていれば、チャートでわかるように、もっと悪い泥沼に嵌ることになる。

解決策は無かったのだろうか。この日の欧米時間は中期線はほぼ一貫して下向き。DMIを見ても、寄付き直後と零時前後を除き、一貫して「-DI>+DI」である。適切な売り局面は何度もあったはずだ。

大きな流れがあるときに、正しい側に立つこと。それと同時に、誤った側に立ってしまったときは、勇気をもって早く降りること。これが本当に重要だな。

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210611~12 欧米時間の大阪金先限5分足 トレンドデー

相場が大きく動くときに正しい側にいることの重要性がわかる

 

 

6/8の欧米時間では、良くない取引をした。

まず、16:40に6669円で売ってみたが、売ったとたんに値段が下がらなくなった。17:00になって、6665円で仕切ったが、その直後からトントンと下げた。どうも最近こういうことが多い。+4円は取ったが、17時以降を取り逃した悔しさの方が勝ったな。

その後しばらく時間を置いて、21時半過ぎに6683円で買い参入した。直後に6690円まで上昇したが、89円に置いた指値のタイミングがほんの少し遅れ、利食いの注文が入らなかった。このとき嫌な予感がしたのだが、こういう予感は当たるもので、価格はその後1時間で60円近く急落した。

先日、難平や両建てのことを書いたが、その後、考えるところがあって、戦術に自由度を持たせるため、2回程度の難平が出来るように口座資金を増額した。でも、今日それをやるつもりはなかったのだが、、、。

急落の道中、損失を取り敢えず固定するため、6674円で売り建てた。これによって、83円の買いと74円の売り、損失は9円で固定された。この売り玉はその後すぐに53円で利食った。この時に実体はボリンジャーバンドの₋2σを大きくはみ出していたが、この後どうなるかはちょっと予想できなかったな。しかし、6650円を割れるところまで来ていたので、53円で難平することにした。これで平均買い単価は6668円となった。後はどこまで価格が戻るか、と言うことに集中したが、難平した玉を含め、すべてのトレードを利益で終わらせようとは思っていなかった。損益はその日のすべてのトレードの結果で判断すべきで、個々のトレード単位ではない。

結局、相場は戻らず、6664円で買い玉を仕切り、買い玉2枚で計8円の損失となった。

チャート形状から、その後、価格は再び下げ、急落直後の安値である6648円を割るかも知れない、と考えた。そこで、6660円で売ったが、5円で利食った。この時は急落を追いかけるよりも、早く相場から出たかったからな。

結局、本日は両建て後の価格の急落に救われ、+22円だったが、今日、ラッキーだった点を挙げるとすれば、トレンドデーにならなかったこと。つまり、戻りらしい戻りもないまま価格が下げ続けるような日だと、今日の戦術は役に立たないどころか大ヤラレになる。

それから、6683円の買い玉を、値段はともかく利食えていれば、その後の難平も両建ても、たぶんなかった。そういう意味では、ここは成り行きで相場から出るべきだったか。でも、成り行き注文だと意図した値段で決済できない可能性もあるからな。その辺は難しい。

また、難平玉を持ち続けていれば、23時過ぎの急騰で、利益で終わることはできた。だけど、ここまで保持するのは無理だったな。難平した時点で、本日のプラスを維持して、いかに早くマーケットから出るか、だけ考えていたからな。

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210608~09 大阪金先限5分足 

21時台中盤の米国市場開場以降、それまでとは相場つきが全く変わってしまった。指標発表直後のヒゲに注意してみるか。



6/7の大阪金は、欧米時間で+7円。

特段の指標発表や要人発言もなく、値動きの幅も狭いし出来高も少ない。記事を書いている8日00:12で、高安の幅はわずか26円。出来高も5820枚と少ない。

この中を4回トレードし、3+1+1+2で、計7円。

基本的には往来相場ながらも、日本時間ではだらだらと下げていたので、欧米時間のどこかで価格が反転する局面があるとみていた。どうやら23時以降に上昇に転じたようだが、このときには今日の取引は終了して、BSでウルトラQの4Kリマスターバージョンを観ていた。今日のエピソードは『バルンガ』。1966年のテレビ放映のときに観ているので、55年ぶりだ。また、今回は出てこなかったが、主人公が乗っているクルマは、プリンススカイラインスポーツのコンバーチブル日産自動車と合併する前にプリンス自動車工業から発売された車だ。これ、当時としては超高級車だったことを考えると、ぜいたくな番組だったな。

6/3の大阪金は、日本時間で3回の取引で+4円。

9時過ぎに、基調は強いと思って買い参入したが、価格は直ぐに頭打ちに。ここは取り敢えず1円で逃げた。

次に、10時丁度に価格が上に跳ねた。この辺りの時間帯は、中国市場の開場の関係からか、価格がトリッキーな動きをすることがある。ただ、この時は、9時台に6730円どころに覆いかぶさっていた蓋が破られてイメージに思えたので、6729円で買ってみた。ところが、途端に逆行し、一時は6722円まであった。しかし、ここはボリンジャーの-2σを大きく下抜けた価格がすぐに戻ってきてくれたので、ラッキーだった。10時直前に6731円で仕切ることが出来た。

3回目は13:50過ぎ。6720円で売り参入。ちょっと早すぎた。14時台にはトリッキーな動きが見られることに対する先回り、と言う発想があった。だが、これは成功しなかった。14時台前半はほとんど価格は動かない。逆方向に大きく動くのを恐れて、6219円で仕切ってしまった。動きが現れたのはその後、14:30を過ぎてから。下方向に約10円動いた。思えば、この時間帯の値動きを警戒し過ぎたのかも知れない。

この時間帯は、動きが現れたら果敢に入り、そして目標値幅を達成したらすぐに退出するに限るな。

夜間は所用でノートレードだが、強いADP雇用報告のせいか、21:25以降、大阪金価格は急落している。

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210603 日本時間の大阪金先限5分足

 14時台後半を除けば、大きく取れる局面は無かった。11時台中盤以降の1時間は、小幅だが比較的獲り易そう。しかしこの時は昼食のため、席を外していた。 

 

5/30~6/23は、今年2度目の水星逆行期間。

十分注意しなければ。

結局、先日-10円まで言った玉は、-9円で損切決裁した。

今日の日本時間では、09:30過ぎに6693円で買い建てたが、10時を挟んで乱高下に巻き込まれるのを恐れて、10時前に+4円で決済してしまった。その後僕の恐れは杞憂になり、上昇に弾みがつき、10:15には6711円まであったが、残念ながらここは取れなかった。タラレバになってしまうが、もし10時を過ぎて保持していれば、全体で15円前後は取れていただろう。僕の場合、どちらかと言えば欧米時間中心で、日本時間の値動きを過度に警戒してしまったのは否めない。

価格はこの6711円をピークに下げに転じてきたので、11時過ぎに6696円で、今度は売り建てた。このとき「(売るには)ちょっと下げ過ぎか」とも考えたが、売りの形になりつつあったので、売ってみた。しかし、嫌な予感は当たるもので、その直後から価格は上げに転じ、損切り値直前まで行った。途転買いの準備を始めたが、幸いそこまでには至らず、切り返して下げたきたので6690円で決済し、+6円。結果的に取れたが、このトレードは危険だったかもしれないな。今回のエントリーにも躊躇はあった。上(下)にはっきりとした形だ、と認識できるまで、エントリーは控える。しかし、認識出来たら果敢にエントリーする、といった所か。

3回目は、14時前に6693円で買った。買いの形になりつつあったからだ。しかし14時台、特に中盤以降は乱高下も多く経験しているので、14時台前半に6997円で仕切ってしまった。+4円。案の定価格は直後に急落したが、直ぐに切り返し、一時は6700円を回復した。

短期トレードの場合、目先、自分の想定通りに価格が動いていても、直ぐに落とし穴にハマったり、急カーブで働く遠心力で振り落とされたりする。それでもしがみついていれば、最後には力づくで潰される。平田隆夫とセルスターズの『ハチのムサシは死んだのさ』に出てくるハチの気分だな。

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210602 日本時間の大阪金先限5分足

 あちこちに落とし穴が見える。まぁ、それほど深くはないが

 

31日の日本時間では+2円。

5月度の取引はこれで終了。月次では+64円。このブログにはほぼすべてがトレード記録として書いてあると思うが、もともと他人が読むのではなく、反省や気づきを含めた自分の記録として、次のトレードに役立つように書いている。したがって、どうでも良いと思ったトレードは書いていないものもあるかも知れない。

今日(5/31)の16:30から、日付上は6月の取引となる。米英市場は休みなので、値動きが小さく、出来高が少ないのは予想されていた。大阪金は日本時間13時前から下落に転じていた。僕は、本日の欧米時間の値動きは乏しいながらも、下落の流れがずっと続くことはない、と考え、6727円で買い建てた。ちょっと高いか、とも考えたが、この時点で下落は数時間に及んでおり、その後の上昇は間違いないだろう、と思ったのだ。ところが価格は動かない。仕方なく29円に指値を置いたが、これが少しのタイミングの遅れで入らなかった。後はダダ下がり。途中、零時にドル円で仕掛け的な動きがあり、一気に25銭程度円高方向に進んだ。この場合通常、円建て金先物価格は下げるが、ドル安にも動くので、NYの金先物は上昇する。しかし大阪金先物はNY金先物には通常連動しない。現物価格との連動性が高いのだ。ところが今日は、ドル安でも現物価格は(休日のせいか)ほとんど動かず、大阪金だけが円高に反応してスルスルと下げた。この時までは、大阪金は6730円を上、6715円を下にしたレンジ相場であった。レンジの場合、難平は有効な手段だ。だが、月初は資金的な関係から特に難平は控える、と昨日書いた。だからこの玉はまだ抱えたままだ。現段階で-10円。損切りするかな。

急に雲が出てきて、スーパームーンは全く見れなかった。

更に悪いことは、空を見上げて雲の切れ間を探している間に、するすると相場が上昇してしまったことだ。26日の21時半過ぎだったろうか。お月さんを探していたのはほんの数分だったと思う。しかしその数分で、取れたはずのところを取り逃がしてしまった。今から思うとそれだけの話なのだが、何故かその時は、チャンスを逃した、と行う気持ちが先に立ち、アツくなって無理に買い玉を入れてしまった。結果的にはこれが良くなかった。その後はするすると下落。急にエントリーしたので、ロスカットの設定もしていなかった。相場はその後90分下げ続け、仕切ったときには-37円と言う、最近では大きな損失を被ってしまった。その後はようやく冷静さを取り戻し、そのセッションの内に+5円獲得して-32円まで挽回。翌営業日(つまり昨日の欧米時間)で+4円。これで-28円まで挽回した。売買履歴を遡ると、4営業日ほど前の口座状況に戻ってしまったようだ。大きな損失はこれが怖い。

こんなことがあったので、損失について考えていた。

大分前になるが、炭谷道孝さんのインタビュー記事に「相場状況が不利になったら、取り敢えず両建てをして損失額を固定させる」と言うのがあった。そのあと冷静に考える時間を取る、と言うことだ。一つの考えだと思う。相場がその後、上下どちらに進むかはっきりした見通しが立てば、その方向に玉を増やすことで勝つチャンスが出てくる。ただ、この方法には問題もある。両建て後の方向性をはっきりと見通せるか否か、と言う問題だ。見通した方向性が間違っていれば、更にまた両建て、と言うことにもなりかねなず、資金が続かなくなる可能性もある。炭谷さんほどの人ならできるのかも知れないが、僕を含め、一般のトレーダーには難しいと思う。いずれにせよ、両建ては、やるのは簡単だが、外し方がとても難しい。

次ぎは難平。投資本を読むとたいていは「難平は厳禁」と言う感じで書いてある。でも、逆に言えばそれだけ、行っている人が多い、と言うことだ。今はブログを閉じてしまわれたが「11年目の投機家」さんのセミナーで、ご本人と話をしたことがあった。一目均衡表は金相場に良く当てはまる、と言う話の後で、難平はしないのが望ましいが、実戦ではそんなきれいごとは言っていられない、と話されていたのを覚えている。今までの経験でも、難平では成功したときの方が多いと思う。しかし、失敗したときのダメージの大きさは、計り知れないものになる可能性がある。だから、口座資金的には、少なくとも月初は難平をしたくてもできない程度の少額で始めることにしている。それがだんだんと資金が増えてくると、一度だけしてみようか、などと考えるようになるのだ。今回も難平を考えたが、自重した。やろうと思えばできたが、その分だけ口座に預けてある金額を使うので、もし難平後に価格が逆行した場合、口座破産の可能性が高くなるからだ。でも今回は、難平時の価格によっては勝てた可能性が大きかったので、気持ちとしては微妙だ。難平に関しては、これからも悩む命題だろうな。

相場の方は、本日の米国時間でも+4円。結構苦労したが、プラスで終えられ、満足。