厚生年金の原稿チェックを仕上げたい。昨年4月以降の本則上の改正点と来年4月までに判明している改正点の入れ込みである。しかしその前に、部屋の整理をしなければならない。長男がいた頃はバイト料を払って手伝わせていたが、彼は今上京しているのでできない。とにかく8畳程度の事務所兼食堂兼リビング兼仮眠室兼トレーディングルームである(さすがに応接は別室を使っている)。社労士業務も以前はマンパワーのテキストのみを使用していたのでテキストや資料もあまり幅を取らなかったが、今は大原(OH)とヒューマン(HA)であり、後者はテキストを自分で作成している。そのための資料も膨大になる(最近はネットの普及で助かってはいるが)。とりあえず当面の仕事に必要なもののみを選別し、不要なものは整理する必要がある。
ところで、このブログを読んでくれているのは、一部のトレード関係者の方、社労士受講生(多分ほとんどが僕のクラスの方)が2大属性で、その他の方はあまりいないと思う。最近の検証記事などはほとんどがトレードの備忘録及び反省ノートであり、「あの日にどんなトレードをしたのか」が自分で思い出せるように書いているだけである。したがって、専門用語の説明も面倒なのでしていない。ただ、もし興味があるのなら、下の2冊が読みやすいと思う。
1 テクニカル分析入門(田中勝博著 日経文庫)
2 デイトレード入門(廣重勝彦著 同上)
1は、基本的なテクニカル指標を簡単に解説している。株を素材に書かれているが、もちろん商品先物にも使える。ブログに良く出てくるRSI、DMI、マーケットプロファイル(MP)の基本はこれでわかる。2は出版のタイミングが良くなかった。06年4月発行。ライブドア事件のあおりで、前年の後半からトレードに参加した人たちが手痛い目に遭っていた頃だ。デイトレーダーの損失が表面化し、投資本の売れ行きが一気に下降してきた時期と重なる。そんなことで本書は1よりも売れていないようだが、僕はこの本を高く評価している。特に最終章の「リスクに向き合う方法」は、短期トレードを行う人は必ず読んでおくべき内容である。僕はこの章を機会あるごとに読み返している。